モノとインターネットが繋がることを意味する「IoT」。

産業界においても「デジタルトランスフォーメション(DX:進化し続けるテクノロジーが、人々の生活を豊かにしていくというもの)」の推進が求められる中、IoTの導入は大手企業のみならず、中小企業の製造現場でも取り入れられるようになってきました。

実際にこの記事を読んでいただいている方の中にも、今後IoTの導入を検討している企業様もいることでしょう。

そうした企業様向けに、弊社でIoTの導入を行った事例をご紹介しています。

今回ご紹介するのは「日立ハイテク様」のIoT導入事例です。

日立ハイテク様がIoTを導入した目的や導入方法、得られた効果に関して解説していきます。

工場のIoT導入事例:「日立ハイテク様」の会社概要

日立ハイテク様の創業は1947年。

日製産業、日立製作所計測器グループ、同半導体製造装置グループの統合によって誕生しました。

商社とメーカーの2面を持ち、半導体、医療、IT分野などの事業をグローバル展開しています。

資本金約79億円、従業員数は連結で11,482名、単独で4,134名。

グループ会社が国内に12社、海外に33社ある大手企業です。

会社名は2020年に「日立ハイテクノロジーズ」から「日立ハイテク」に改称しています。

日立ハイテク様のIoT導入目的

日立ハイテク様は「海外の現地に社員を派遣しなくても、作業品質が確保できる手段を得る」ことを目的に、IoTの導入を進めました。

日立ハイテク様では「海外進出したいけど、自分たちだけでは難しい」と考える中小企業向けに、複数の事業者で現地の1つの工場をシェアする「シェア工場」を提供しています。
シェア工場の事業開始にあたり、課題となっていたのが「スタッフ派遣のコスト」「日本同様の作業品質の確保」でした。

中小企業がシェア工場の利用を考えても、こうした課題が残っていては依然ハードルが高いままとなります。
そこでIT/IoT技術を活用して、日本国内から海外工場(タイ)の生産状況を監視し、作業指示や作業エビデンスの取得が行えるシステムづくりを目指しました。

日立ハイテク様のIoT導入の概要

日立ハイテク様がIoTを導入した時期、場所、導入サービス内容は下記のとおりです。

  • 導入時期:2017年10月
  • 導入場所:タイ
  • 利用サービス:〈 IoTコンサルティング 〉〈 Tibbo-Pi[p1]利用 〉〈 ハードウェア開発 〉〈 ソフトウェア開発 〉

今回日立ハイテク様がIoTの導入で採用した「Tibbo-Pi」に関して、次の項目でご紹介していきます。

日立ハイテク様のIoT導入事例で採用した「Tibbo-Pi」とは?

今回日立ハイテク様が導入したTibbo-Pi(ティーボパイ)とは、弊社が提供している低価格・低学習コストでIoTを簡単に実現できるデバイスです。

開発言語Node-REDを搭載した「Raspberry Pi(汎用シングルボードコンピューター)」と、「Tibbo-Piボード」「Tibbitブロック」で構成されています。

ハードウェアの開発

画像:Tibbo-Piをエッジコントローラーとしてさまざまなデバイスを接続

ハードウェアの開発は、60種類以上の機能を持つ「Tibbitブロック」を組み合わせて「Tibbo-Piボード」に差し込むだけ。

「見える化」したい内容に合わせて、照度・温度・湿度・気圧、LED、スイッチ、各種コネクタなどのブロックを組み合わせることで、簡単に開発ができます。

ソフトウェアの開発

ソフトウェアの開発は「Raspberry Pi」に搭載している、Node-REDで行うことができます。

Node-REDとは、Node.js/JavaScriptで動くビジュアルプログラミングツールのことです。

ハードウェア開発で組み合わせた「Tibbitブロック」と同じ組み合わせを、ウェブブラウザ画面上で同じように組み合わせてくれます。

今回日立ハイテク様の事例で採用された「Tibbo-Pi」の仕組みは、ハードウェアエンジニアの方にもソフトウェアエンジニアの方にもとてもわかりやすいので、簡単にIoTを導入することが可能です。

日立ハイテク様の具体的なIoT活用部分

日立ハイテク様では「受け入れ検査工程」「組立工程」「加工工程」「動作テスト工程」「出荷工程」など、工場の各工程でTibbo-Piを活用。
作業者用のGUI(コンピューターの画面上に表示されるアイコン)も、Tibbo-Pi内部のRaspberry Piで動作できるようにしています。

これにより、日本からリモートで現地作業員への作業手順を、指示できるようになりました。
生産結果も日本から確認できるため、手順書通りの工程で正しい製品を製造しているかが管理できます。

日立ハイテク様がIoTの導入で得られた効果

日立ハイテク様が「Tibbo-Pi」を利用したIoTの導入で得られた効果は、下記の2点です。

  • コストの削減。およそ1/3まで圧縮
  • 開発期間の削減。およそ1/4まで圧縮

「Tibbo-Pi」は少ない学習コストで簡単に開発ができるので、あらゆる企業様のスムーズなIoT導入をサポートします。

今回の事例では、IoTを導入することで海外にスタッフを派遣しなくても、日本品質を保てるシステムづくりができました。

IoTにはいろんな活用方法があります。
弊社では今後も「Tibbo-Pi」を利用して、あらゆる企業様のIoT導入をサポートしていきたいと考えております。
IoTの導入をお考えなら、お気軽にご相談ください。

今回の事例でご紹介した、日立ハイテク様のインタビュー記事もございます。
どうぞご参考ください。

特集「私が“Tibbo-Pi”を選んだ理由」

その他のIoT導入事例

今回ご紹介しました日立ハイテク様は大手企業となりますが、弊社サービスを活用してIoTを導入した企業様の中には、中小企業も含まれています。
さらにIoT導入事例を見たい場合は、こちらよりご確認ください。

▼事例一覧
https://iot-run.co.jp/case_study/


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