初心者から実務レベルまで対応
IoT学習・試作・本格導入までを低コストで実現する
IoTデバイス「Tibbo-Pi / ティーボパイ」

tibbo-pi(ティーボパイ)

IoT専門会社が現場の課題解決のために開発

Tibbo-Pi(ティーボパイ)は、IoT専門の開発・導入支援・教育・コンサルを行う株式会社アイオーティードットランが開発したIoTデバイス(ソフトウェアとハードウェアを手軽に構築するアイオーティーのための機器)です。

ハードウェアは、基板に固有の機能を持たせたブロックを差し込んでいくことで構築します。
そしてソフトウェア(プログラム)は、ブラウザを使いドラッグ&ドロップで視覚的に開発することができます。
学習コスト・導入コストが低く、一方で拡張性が高いことが特徴です。

開発・サポートを行う弊社は、会社設立11年目、ダムの制御システム開発事業や​ソフトウェア開発事業・ハードウェア開発事業​地方創生事業などを行う株式会社コー・ワークスのIoT事業から独立し、現場レベルの課題を解決するために開発されました。

弊社のIoT開発・サポート実績例

全国のダム向けIoT

ダムをIoT化しゲートを制御するシステムの開発、および運用保守業務を実施。

* 国交省、農水省、各広域自治体へ提供

変電所向けIoT

変電所設備情報をIoT化しメンテナンス業務を最適化するシステムの開発。

* 大手鉄道会社様へ提供

 

海外工場のスマートファクトリー化

海外シェア工場をIoT化し遠隔管理が可能となるシステムの開発。

* 日立ハイテクノロジーズ様へ提供

これらの経験をもとに開発されたTibbo-Piは、以下の課題を解決します

社内にIoT人材がいない / 習得したいが何をすべきか分からない

多くの企業が抱える課題の1つに、IoT人材の不足が挙げられます。

また、スキルとして習得したいが実践経験まで得られる教材が見当たらないという声もよくお聞きします。

Tibbo-Piを利用することで、IoTをまったく知らない方でも、
ハードウェアとソフトウェアを触っていただきながら「IoTとは何なのか?」「何ができるのか?」「何が便利なのか?」を体験しながら学習することが可能になります

IoTの効果を知りたいが、導入コストが高くてためらっている

IoT導入の最大のハードルのひとつが導入・開発コストの高さです。実際に自社システムを用意するとなると数千万規模の開発費用が必要になることもあります。

Tibbo-Piは安価に購入でき、システムの構築も容易なので開発コストが下がります

「まずは導入して効果測定を行う」ことが気軽にできるのがTibbo-Piの強みです。

人件費・開発コストが従来の3分の1に
本格的な導入や自社開発・カスタマイズも可能です

Tibbo-Pieは産業用品質のIoT設備機器であり、すでに複数の企業がTibbo-Piを利用してIoTシステムを本運用しています。

本格的に導入

効果測定後、導入の意思決定に至れば、そのままTibbo-Piを自社IoTシステムとしてご利用いただけます。

拡張性が高いため、他社のセンサーとも簡単に連携が可能です。

これにより、IoT化のための費用を抑える事も可能になります。実際に人件費・開発費を従来の3分の1に削減した事例もございます。

自社の新たな商材やシステム提案のツールにもなり得ます

開発したIoTシステムはそのまま自社の製品として販売することもできます。

また、システム会社・ベンダー・SIerの方にとっては、お客様へIoT導入を手軽にご提案するための選択肢としてご活用いただく事も可能です

Tibbo-Piの仕組みと特徴

Tibbo-Piは、超小型のコンピューターに、ひとつひとつが固有の機能を持ったブロックを差し込む事でハードウェアを作る事ができるIoTのためのデバイスです。

例えば、明るさを計測する機能を持ったブロックをコンピューターに差し込むと、部屋の明かりを計測するハードウェアが構築できます。

 

このハードウェアに対して、「どのタイミングや頻度で明るさを計測しなさい」という命令を行うプログラム(ソフトウェア)を作成し、連携させる事で、「1時間あたりの部屋の明るさ」を計測することができます。

Tibbo-Piでは、ハードウェアをブロックの組み合わせで構築するのと同じように、プログラムもブラウザ上で、ブロックをドラッグ&ドロップでつなぎ合わせる事で構築します。

ハードウェアやソフトウェア開発の知識がない方でも、低い学習コストで双方の開発が行えるのが特徴です。 

データをクラウドに蓄積・可視化し、分析を容易に

デバイスはインターネットと連携してはじめてIoTとなり、データを活用してはじめてIoTの価値が見いだせます。

弊社では無料で始められるIoT専用のクラウドサービス「IoTクラウド TRY!」を提供しており、Tibbo-Piとも連携しています。

「IoTクラウド TRY!」では、送信されたデータを蓄積し、グラフ化することができます。また、CSV出力にも対応しており、取得したデータを可視化し、分析するまでの作業を簡略化することが可能です。

2分でわかる!「TIbbo-Pi」(ティーボパイ)

Tibbo-Piを使い、明るさと温度を取得するハードウェアとプログラムを作り、クラウドに送信して可視化する流れをまとめました。

どのようにIoTデバイスを構築するのか、その流れをご覧ください。

仕組みについてもう少し詳しく

Tibbo-Piは大きく以下の3つの技術・機器を利用しています。

Raspberry Pi(ラズベリーパイ)

カードサイズの回線基板にコンピューターとしての機能を搭載したシングルボードコンピューター。イギリスのラズベリーパイ財団によって開発されていて、日本では「ラズパイ」の愛称でも親しまれています。

Tibbit Blocks(ティビットブロック)

台湾のティビット社が開発するしているブロック型のハードウェア。照度計測や温度計測など、1つ1つに固有の機能が搭載されています。

Node-Red(ノードレッド)

ブラウザ上で視覚的にプログラムを構築することができるオープンソースのビジュアルプログラミングツール。ティビットブロックのように、Nodeと呼ばれる部品をドラッグ&ドロップで組み合わせていくことで、プログラムを構築することを可能としています。

販売・利用台数

以上

※1

※1 : 2020年10月時点

Tibbo-Pi 導入事例

CASE 01

生産状況と品質チェックをIoTで実現し、スマートファクトリー化
人件費・システム開発費を約3分の1、開発期間を訳4分の1削減

お客様:日立ハイテクノロジー様

IoTを活用し、人件費を削減した事例です。

海外に工場を持つにあたり、従来は現場監督が現地にいる必要がありましたが、この生産工程や品質チェックをIoTで実現しました。

具体的には、現地作業員の作業手順を指示・管理して、生産結果をクラウドを介してチェックできる仕組みです。

この仕組みを導入した工場では、作業指示をディスプレイに映し、現地スタッフはその指示通りに作業を行います。その際に使用する工具やスイッチにセンサーを付け、作業の結果をTibbo-Piに送信することで、作業が正しく行われているかの遠隔チェックを可能にしました

作業結果が正しい場合はディスプレイ上で次の工程が指示され、正しくなかった場合はやり直しや廃棄が指示されます。また結果はクラウドプラットフォームに送信され、日本で確認できます。

これにより、海外の工場に生産管理を行うスタッフを派遣する必要がなくなり、人件費の削減につながりました。また、Tibbo-Piは従来の設備に接続することが可能なため、設備投資のためのコストもカットできました

CASE 02

新型コロナウイルス感染拡大防止の「体温測定&アルコール消毒徹底 入退室システム」

株式会社 コー・ワークス様

消毒ボトルに付随させています企業のオフィスでよく見る入退室のシステムをTibbo-Piを使って開発し、さらに新型コロナウイルスの感染拡大防止のためのシステムを追加した事例です。

このIoTシステムでは、以下の装置が搭載されています。

1. RFIDカード
カードをかざすと、社員IDを読み取りドアの鍵を解錠するための装置で、社員IDと入退室の時間が記録されます。

2. アルコール消毒のボトルをプッシュしたか判断するBluetooth通信ボタン
消毒ボトルを押したかどうかを判断するためのボタンです。消毒ボトルに付随させていて、消毒ボトルをプッシュするとその情報がBluetoothでTibbo-Piに送信されます。
消毒をしていないとスピーカーで消毒をするように注意され、オフィスの鍵は空きません。

3. サーモセンサー
体温を測るセンサーです。37.5度以上の場合は鍵が開かないように設定しています。
体温は人がいなくても1秒に10回の頻度で常に測っていて、入室の時に記録されるようになっています。

4. スピーカー
消毒されていなかったり、体温が高かったりしたらアナウンスをしてくれます。

この4つの装置をの情報を集めて、判断・記録する役割を担っているのがTibbo-Piです。

このシステムで利用されているように、市販の通信機器やセンサーと容易に連携できる点がTibbo-Piの特徴のひとつです。
IoTのアイデアを低コストで気軽に形にできる「DIY可能なIoTデバイス」と言えます。

CASE 03

仙台高等専門学校の学生が小中学生向けの教育プログラム
「仙台高専ジュニアドクター育成塾」でTibbo-Piを利用した
IoT技術の体験プログラムを開発

お客様:仙台高等専門学校 様

仙台高等専門学校の生徒の皆さんと協力し「仙台高専ジュニアドクター育成塾」のための、IoT技術の体験教材の開発・実施した事例です。

この事例では、「IoT技術を楽しんでもらい、興味を持ってもらうということ」を目標に、Tibbo-Pi活用して“スマートハウス”をテーマにした2時間の体験プログラムを学生とともに開発しました。

この体験プログラムの対象者は未来の博士・科学者を担う小中学生。当日は、5つのテーマ(スマート扇風機、地震検知、自動カーテン、自動ドア、スマート照明)に分かれて、作品を制作しました。

受講した小中学生からは「面白い」「もっと色んなことを試してみたい」と好評でした。

Tibbo-Piは、学生でも扱える・理解できる点も魅力です。

IoT人材育成の教材としてもご活用頂けます

導入企業様
(一部)

教育機関での利用実績

東北大学、山形大学、東京工業大学、東北工業大学、八戸工業大学、東京理科大学、東北学院大学、山形県立産業技術短期大学、東北電子専門学校、仙台高等専門学校

受賞実績

Tibbo-Pi 販売/レンタル価格

この商品の同梱物
  • Tibbo-Pi ボード(冷却ファン付き)
  • ヒートシンク
  • 防振板
  • ケースセット
  • Tibbit リムーバ
  • microSD カード(環境設定済)
  • ACアダプタ(12V 2A)*P3のACアダプタとは異なりますのでご注意ください。

詳細はこちらのページでご確認頂けます。
>> 詳細

※このキットには、「Raspberry Pi 」は付属していません。お客様の用途に合わせ、「Raspberry Pi 4B」の各モデル、または「Raspberry Pi 3B+」をご準備してご利用ください。

この商品の同梱物
  • Tibbo-Pi ボード(冷却ファン付き)
  • ヒートシンク
  • 防振板
  • ケースセット
  • Tibbit リムーバ
  • microSD カード(環境設定済)
  • ACアダプタ(12V 2A)*RaspberryPi 4BのACアダプタとは異なりますのでご注意ください。
  • Raspberry Pi 4B

詳細はこちらのページでご確認頂けます。
>> 詳細

この商品の同梱物
  • Tibbo-Pi P3 ボード
  • 防振板
  • ケースセット
  • Tibbit リムーバ
  • Raspberry Pi 3B+
  • microSD カード(環境設定済)
  • AC アダプタ

詳細はこちらのページでご確認頂けます。
>> 詳細

同梱物のイメージ

「興味はあるけど、どう導入したらよいのか分からない」

「実際に使いこなせるか不安」
「社内でどのように活用したらよいかイメージが沸かない」
という方もご安心ください。

導入前のコンサルティングや実際の導入支援など、各種サポートも行っております。
お気軽にご相談ください。

IoTをしっかり学びたい方へ
教育コンテンツ・セミナー・ワークショップのご案内

弊社では、Tibbo-Piのサポートはもちろん、Tibbo-Piを使ったIoT学習のためのオンライン学習サービス、IoTやDX(デジタルトランスフォーメーション)のセミナーやワークショップ(ハンズオンセミナー)も開催しております。

セミナー・ワークショップは、Tibbo-Piご購入の前の検討材料としてのご利用もオススメです。

内閣府のプロジェクト「戦略的イノベーション創造プログラム」にも採択!

企業内IoT人材を育成するオンライン学習支援サービス

ガリレオ & ガリレオ+

IoTの基礎知識を6つのセクション、合計34本(約120分)の動画を通じて学ぶオンラインサービス。

ありがちな座学ではなく、「Tibo-Pi(ティーボパイ)」と「Node-Red(ノードレッド)」を実際に触りながら、IoTの基礎を学習します。Tibbo-Piを使ってハードウェアを、Node-Redを使ってソフトウェアを開発することで、IoTを体感することができます。

基礎コースでは、照度(明るさ)を計測するハードウェアを作り、そのデータを弊社が開発したIoT専用クラウドサービス「IoTクラウド TRY!」に蓄積し、グラフで可視化する流れもご紹介いたします。

本サービスは内閣府が主導するプロジェクト「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP:エスアイピー)」にも採用されており好評を頂いております。

自己学習型のガリレオに加えて、ワークショップ付きハンズオンセミナーと、講師・受講者間のコミュニケーションがしっかりとれるサポート・フォローアップ・評価機能とサービスを追加した、集中強化学習のためのプログラム『ガリレオ+(ガリレオプラス)』もご用意しております

 

レベルやご要望に応じたプログラムをご提供

「はじめての IoT セミナー」

企業の経営者や管理職、法人営業の方やコンサルタントの方を対象としたセミナー。

IoT の活用事例や、現在市場に提供されている商品やサービスなどの情報をもとに、IoT の概念 や概要、活用方法などを知り、IoT の全体像を理解することができます。

さらに、自社や顧客企業への IoT の導入を検討する方法や費用感の算出方法なども体験できます。

「IoT ハンズオンセミナー」

IoT 導入を検討している企業や、顧客から IoT 導入の相談を受けている企業の、管理職、企業内 SE、法人営業、ソフトウェアやハードウェアのエンジニア向けの体験型 IoT セミナーです。

IoT システム導入に必要なハードウェア(センサや電子回路)からソフトウェア(制御・通信・サー バ)までの複合技術をシームレスに理解・体験することができます。

セミナーでは、回路製作や配線作業をほとんど必要としない IoT デバイス「Tibbo-Pi」(ティー ボパイ)を教材として、付属する「Raspberry Pi」にプリインストールされているビジュアルプ ログラミングツール「Node-RED」でプログラミングを行うので、非エンジニアの方でも IoT の 仕組みを体験していただくことができます。

ご質問・相談など、お気軽にご連絡ください

IoT.Run所在地

〒980-0811
宮城県仙台市青葉区一番町一丁目8-10
京成壱番町ビル2F

営業時間

9:00~17:00

電話

022-399-7744

メンバー紹介

淡路 義和 / あわじよしかず

淡路 義和 / あわじよしかず

代表取締役 CEO/CFO

大手ベンダーにてSE・プロマネとして、本田技術研究所や気象庁などエンタープライズなシステム開発案件のキャリアを積んだのち、2009年株式会社コー・ワークスを設立。
ちょうど10周年にあたる2019年、社会のインフラになり得るIoT事業をコー・ワークスよりカーブアウトし当社起業。スタートアップという未知なる領域にチャレンジ中。

得意分野:事業構想、オブジェクト指向、マネジメント
好きなもの:猫、野球、酒

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櫻井 洋実 / さくらいひろみ

櫻井 洋実 / さくらいひろみ

取締役 COO

2009年、コミュニケーション能力の高さをフルに活用し、異業種(建築関連)よりIT業界に転身すべく株式会社コー・ワークスに入社。大手ベンダーの元で東北各県の信用保証協会の仕事を長年手掛ける。
その後2018年よりIoT事業の営業部長を経て現職。

得意分野:営業、人とのコミュニケーション、IoTハンズオン講師
好きなもの:アウトドア、スポーツ

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白田 正樹 / しらたまさき

白田 正樹 / しらたまさき

顧問

C、μITRON4.0、TOPPERS、Linux、SIP、回路設計、メカ設計、板金図面、モータ制御、機体設計、プロトタイピング、起歪体設計、FEM、高精度低ノイズのアナログ回路設計、危険物取り扱い者 丙種、基本情報処理技術者、第二種電気工事士、一級陸上特殊無線技師…

株式会社コー・ワークス CTOも兼任

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粟野 貴博 / あわのたかひろ

粟野 貴博 / あわのたかひろ

CDO/DXコンサルタント

通信事業者(インターネットプロバイダー)にて、広域IP通信網やVPN等を利用した通信網の設計や構築と運用、ホスティングサーバや認証サーバ等の構築と運用に従事。

その後、Web開発会社にてスマートフォンアプリやSaaS製品の開発、R&D部門の立ち上げ等を経て前職退任、2019年から現職に。

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佐々木 雄大 / ささきたけひろ

佐々木 雄大 / ささきたけひろ

CTO

岩手県立大学ソフトウェア情報学部を卒業後、地方SIerにて組込みソフトウェア開発をはじめ、車載ECUソフト、RTOS、スマホアプリ、Webアプリなどの受託開発やロボット、機械学習を応用した研究開発のプロジェクトリーダを経験。
2020年5月より現職。

エンベデッドシステムスペシャリスト

Facebook

Github

齋藤 理 / さいとうおさむ

齋藤 理 / さいとうおさむ

なんでも執行役

旧国立仙台電波工業高等専門学校を卒業後、大手自動車部品メーカーにてエンジン制御システムの開発に従事。
2019年より現職。
Tibbo-PiでのIoTシステム開発、IoT導入の技術営業など職務は多岐に渡る。
月に一度カレーを囲む会を開くカレー好き。趣味は森歩き。
大畑 友賀 / おおはたゆか

大畑 友賀 / おおはたゆか

ITコーディネータ

製造/販売 2003年より8年間、SEとして大手メーカの販売管理システムの開発・運用保守・支援全般を対応。その後、都内からここ地元仙台に転職。BIレポート、ETLでの統計開発を経験。
出産を機に時間短縮勤務にて現職、製造販売管理を担当。